どうも初めまして、尭(@gyotashiro)です。
今回は「パターン作成における言葉選びの葛藤」について書いていきたいと思います。
昨年9月からパターンランゲージの作成プロジェクトが始まりましたが、年末から年始にかけては文章チーム、イラストチーム、パターンの全体構成チームに分かれて作業をしてきました。
自分は文章チームとして活動してきたのですが、非常に大変な作業でした...!
チーム内で
「高校生が読んでも意味が伝わるものを創ろう」
をモットーに作業を進めました。(これがなかなか難しいニュアンス!)
・パターンのタイトル
・一行説明
・理解しやすいような引用
・そのパターンにおける状況説明(context)
・問題意識(ploblem)
・解決法(solution)
・そこから派生する他のパターンとのつながりについて(consequence)
このステップでパターンの文章を考えていきました。
パターンの内容やイメージを的確に表現していくために、言葉を頭からひねり出していったのですが、簡単にはいかずなかなか苦戦しました…。
しかし、なかなか普段こんなに文章の一字一句の言葉づかいを意識することはなかったので、今振り返ると作業中は熱中していて楽しかったですね。
写真はリーダー弁慶宅にてパターン毎のイメージを共有している様子 |
特に辛かったのは、NO.12「二足のわらじを履く」のパターンです。
このパターンの文章は、なかなか決まらずずっと悩んでいたものです。
二つのコミュニティ(ベテランである場所ととかけ出しである場所)を持てる環境づくり、というイメージを言葉にしていくのが、個人的にすっと抜けていかず、煮詰まっていたのが印象に残ってますね。
このパターンの文章は、なかなか決まらずずっと悩んでいたものです。
二つのコミュニティ(ベテランである場所ととかけ出しである場所)を持てる環境づくり、というイメージを言葉にしていくのが、個人的にすっと抜けていかず、煮詰まっていたのが印象に残ってますね。
全体としては、後半のパターンはどれもパターンをイメージする事自体が難しいこともあり、何度も
「このパターンは何の経験の話から生まれたんだっけ?」
と確認しながら細かいイメージを文字に起こして共有していきました。
改めて冊子をゆっくり読み返すと、ステップを踏んでうまく導入の部分から解決(solution)のところまですっきりと流れていて、「よく作ったなあ」と我ながら感心してしまいます。
思い出した時にふと冊子を開くと、また違ったとらえ方もできて深みが増す、はずです!!!
読んでくれた皆さんもぜひもう一度冊子を手に取り、読んでいただけたら嬉しいです。
それでは。
それでは。